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<2015年の活動実績>

 新年会  またもや盛況

1月17日、恒例の新年会が静岡市伝馬町の「マイホテル竜宮」朝日の間で開催。参加人数は34名、県外からは10名の参加がありました。会長の挨拶の後、高橋幹事の乾杯で宴が開始。昨年同様、県外参加者から一言頂きました。2次会も15人が参加、10名で予約していたため大混雑でした。新年会に先立つ幹事会は12名で行われ、総会にかける事案が審議されました。


高橋幹事による乾杯

歓談風景-1

歓談風景-2



 総 会  

2015年2月8日、東部生涯学習センターで28名の会員の出席のもと、総会が開かれました。概要は以下のとおりです。

1 2014年度事業報告
 ・「駿河の昆虫」245,246,247,248号の発行。計98ページ。
 ・「ちゃっきりむし」179 〜182号の発行。
 ・『60年記念誌』の発行。

 ・会合(参加人数):幹事会(12)、新年会(30)、総会(22)、談話会(28)の実施。


 ・調査・観察会(参加人数):枯山ギフチョウ観察会(21)、清水黒川観察会(約60)、三ヶ日町雨生湿地ヒメヒカゲの観察とマーキング(9)、昆虫合宿 梅ケ島(15)、ミヤマシジミ保全(9)、アサギマダラ調査菊川市(約40)。


 ・その他:ホームページの管理、標本資料整理事業に協力


 ・会員数274名(2015年1月1日現在)。2月8日現在 278名。


 ・2014年度収支決算 (略)


2 2015年度事業計画


 ・「駿河の昆虫」 249号:2月上旬発行予定(編集:鈴木英文)。250号:5月中旬発行予定(編集:平井剛夫)。251号:9月中旬発行予定(編集:白井和伸)、251号:12月上旬発行予定(編集:池谷正)。「ちゃっきりむし」183〜186号(編集:清邦彦)。原稿は事務局または直接編集担当者宛てにお送りください。E-mail(pu-suruga@shizukon.sakura.ne.jp)での電子投稿も受け付けています。

○行事予定

 ・会合:幹事会、新年会、総会、談話会

 ・調査・観察会:清水黒川(NPO自然博ネットと共催)、三ヶ日雨生湿原 ヒメヒカゲ観察とマーキング保護(浜松市三ヶ日町)、静岡市梅ケ島(日本鱗翅学会東海支部と共催)、ミヤマシジミ・アドプト観察会と保全(市主催)、アサギマダラ マーキング会(菊川市潮海寺)

・標本資料整理事業。

・ゴシュケビッチNo.4の発行

・2015年度収支予算 (略)


3 役員改選(HP役員の項参照)



3 話題提供 休憩後、次の二件のお話しがありました。

@ 井上孝美 「ヒサマツミドリシジミ雌の秋季の行動」
  ヒサマツミドリシジミ雌の産卵行動と全ステージの野外観察と写真を紹介。主に山梨県で撮影したもの。野外の落ち葉の下の蛹を発見し、これは今までで2例目とのこと。他のゼフィルスの写真も紹介。


A 松田陽二 「インド北東部のシボリアゲハ属」
  インドのアルナチャルプラデシュ州のブータンに近い場所でブータンシボリアゲハとシボリアゲハが混生するらしい場所を発見。ここは中国との紛争地帯で行くには許可をが必要であるが、演者は許可を取って2回当地に入り、貴重な2種の写真を撮影し、生息地域などの調査を行った。


二次会
  総会終了後、静岡駅前の居酒屋に場所を移し、話の続きをしました。14人が参加し、話が盛り上がりました。



 黒川昆虫観察会

  5月10日の日曜日、好天に恵まれ、今年も50人ほどの参加者がありました。毎年歩いている黒川沿いの林道が通行止めのためコースを変えて貝伏集落の御前の滝入口までを往復しました。今年もジャコウアゲハなど黒いアゲハ類やカワトンボなどを観察、アサギマダラのマーキング放チョウも行いました。(報告 清邦彦)






 ヒメヒカゲ観察会

 2015年6月6日、浜松市北区三ヶ日町の雨生湿地でヒメヒカゲの調査・観察会を実施しました。前日からの雨が未明には上がり、晴天に恵まれました。ヒメヒカゲの産地は、県内では雨生湿地周辺だけです。浜名湖県立自然公園の特別地域に含まれ、ヒメヒカゲは条例の指定種として採集が禁止されています。今回は、県の許可を得てマーキングを行いました。許可を得るにあたり、関係各位に御礼申し上げます。
 参加者は、会員12名の他、県自然保護課から3名、環境アセスメントの方4名です。遠くからは長谷川朗さんが三島市から参加されました。最年少は横山藍さん・瑛大君親子の瑛大君、小学校1年生でした。
 合計74♂35♀+23頭にマークできました。昨年、一昨年とも30頭台でしたので、大幅に増加しました。採集禁止が周知され、採集圧が減少したため個体数が増加したのか、今年がたまたま当たり年なのか、来年以降も調査を継続したいと思います。
 昼食後解散、好天の下みなさん二次会に行かれたようです。
                        (報告 白井和伸)





 昆虫合宿

2015年8月22日(土)〜23日(日)、静岡昆虫同好会と日本鱗翅学会東海支部との合同合宿が静岡市梅ヶ島の「大野木荘」で、小学生の母子を含む12名が参加して行われました。今年は天候もよく、ライトトラップには、たくさんのガ類の他、アリモドキ、カマキリモドキ、セミヤドリガ、マイマイカブリなど面白い昆虫も見られました。露天風呂に入ったり、ヤマメの塩焼きや刺身、イノシシの焼き肉、シイタケ焼きなど山の幸を堪能しながら、昆虫の話題を夜遅くまで語り合いました。2日目は、それぞれに分かれて、井川の県民の森や安倍川の河川敷の調査、観察をおこないました。


ライトトラップ

宴会風景


 談話会

 9月6日(日)静岡市千代田の「東部生涯学習センター」で談話会が行われ30人の会員が出席しました。自己紹介と近況報告では「今年は蝶が全般的に少ない」「県東部でアカボシゴマダラが分布・量を拡大しており富士市岩本山でも確認された」などが話されました。1時間ほどの休憩・情報交換の時間後以下の話題提供がありました。

@ 永井 彰氏「ボルネオで採集されたワモンチョウ類」
  本年城内穂積氏がボルネオで採集した約100頭の蝶を永井氏が展翅、その中で美麗大型の8種類のワモンチョウが紹介されました。

A 鈴木英文氏「クロヒカゲについての二つの疑問」
  中国西南部個体群と環日本海に分布する個体群とは間に分布の空白地があり、形態的にも差がありそう。また昔採れたと言う台湾産のクロヒカゲの話もありました。

 B平井剛夫氏「雨期のラオスの昆虫」
  本年雨期(7月下旬〜8月上旬)のラオスで採集・観察した昆虫類の紹介。雨天で採集時間が少なかった事や夜間採集でのエピソード、電線で見つけたアトラスオオカブトの顛末などの話がありました。

☆懇親会:談話会終了後、静岡駅前の居酒屋に場所を移し、近況報告の補足説明や情報交換などの続きをしました。13名が参加し3時間に渡り盛り上がりました。



 ミヤマシジミの環境保全活動

9月13日(日)雨のため中止


 アサギマダラマーキング会 

2015年10月25日、菊川市友田でマーキング会を行い、参加者は30数名ほど。うち、お子さんが30名ほどおられました。マーキングした数は50頭程度。すでにマーキングされているものが、2頭おりました。
 @TS291 10/15 イラゴ
 ACHY 9/27 サクラ838
1頭は伊良湖で今月15日にマークされたもので、西から戻ってきてしまっていました。





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